分かりにくいAlexaコミュニケーション機能。呼びかけ・アナウンス・コール・メッセージの違いを整理した

図:EchoShowの、ディスプレイの右外側から左方向へスライドして
コミュニケーションを選択すると表示されるメニュー画面

Alexaのコミュニケーション機能は
呼びかけ・アナウンス・コール・メッセージ と4つの機能があり(2020.9現在)
利用シーンがわかりにくいので、既存の類似製品と紐付けてみました。
また発信デバイス→受信デバイスの関係を整理しました。

機能 発信 → 受信 音声での利用例
アナウンス
= 宅内音声放送
Echo、スマホ → Echo
全デバイスに強制音声放送する。
アレクサ、夕食だよってアナウンスして
呼びかけ

= 自動接続音声/ビデオ通話
相手の応答ボタンなしで自動で繋がる通話機能
Echo、スマホ → 指定Echo

受信デバイスがEchoShowだと
ビデオカメラ映像も自動で表示される

アレクサ、リビングに呼びかけ


コール(通話)

= LINEの音声通話/ビデオ通話
通話するには相手が応答ボタンを押す必要がある
Echo、スマホ→
指定Echo、連絡先


Alexaユーザー同士は互いに連絡先として登録が必要。
アレクサ、子供部屋に電話してかけて

アレクサ、電話にでて、電話を切って
メッセージ 

= LINEのボイスメッセージ
Echo、スマホ → 連絡先

スマホではマイク入力または文字入力を、
相手には音声で伝える。
アレクサ、メッセージを送って
連絡先
=コールとメッセージの宛先
Alexaアプリで追加します。
アレクサ、連絡先を教えて
スマホAlexaアプリAmazonアカウントが必要です。
全Echo=同一アカウントで設定したEchoデバイス




アナウンスと呼びかけは家にEchoが複数あれば便利

アナウンスは、使い方が簡単なので、広い家ではいろんな呼び出しに使えそうです。


呼びかけは相手の応答ボタンなしで自動で繋がるので
セキュリティ上、事前にAlexaアプリで呼びかけ許可設定が必要ですが
ペットや老親の状態確認用などネットカメラの代用としても使えます。

Echoの名前は部屋名にしておくと使いやすいようです。
呼びかけの会話が有効な時には、Echoの緑色のライトが回転します。
通話の終了は「アレクサ、切って」


コールとメッセージを利用するのは家庭内に限定的?

できることはLINEと同等ですが、LINEがすでに普及してるのと
AmazonアカウントとスマホにAlexaアプリが必要で、お互いの事前設定も面倒なので、家庭内での利用に限定されると思います。


コールの利用シーンとしては、
  • Echoを使った家庭内の内線通話。
  • 老親の実家にEchoShowを設置してテレビ電話でオンライン帰省。
  • スマホを持たないが家にいる子供へ、親のスマホから家のEchoへ通話。
などが考えられます。


注意事項としては
  • 固定電話には通話できません。
  • 通話先がスマホの場合は、お互いスマホの連絡先に相手の電話番号が登録されており、AmazonユーザーでAlexaアプリの連絡先にも追加する必要があります。

コールでは自アカウントに発信した場合や他ユーザからの着信時も
アカウントに紐付くすべてのデバイスを呼び出します。(家じゅうのEchoが鳴る)
通話するのは受信操作した1台です。

Amazonが普及してるアメリカの大きな家を想定した仕様でしょうかね?



メッセージを使うシーンは個人的にはあまりないかと思います
(LINEのボイスメッセージはトークルームで使えるので便利ですが)





Alexaの連絡先の管理も煩雑ですし、
現時点では、電話はスマホで普通にかけるのが一番です。



コメント

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

ノートPCでバッテリー寿命を延ばす使い方の考察 (HP Spectre x360)

USB Type Cハブ 使用レビュー dodocool 7in1とHP Spectre